【朝日新聞】異議あり:IT漬けが会社をダメに。「断食」を

2月8日朝日新聞朝刊オピニオン欄にIT企業社長の山本孝昭氏のインタビューが載りました。

氏はITの負の面を憂慮しています。

まず、会議にパソコンやタブレットを持ち込ませると、議論のぶつけ合いが行われず、ただ画面を見ているだけで会議の意味がない。また、「聞いていない」といわれないために、膨大なメールを送りつけることが横行している。さらに、プレゼンテーション作成ツールのおかげで、見栄えはいいが考え抜かれていない資料が増えている。

これらのIT依存を抜け出すために、会議にパソコンを持ち込ませないとかメールを見ない時間をつくるとかいったルール作りが必要である、としています。

IT企業の社長が言うだけに耳を傾ける価値はあるのかもしれません。しかし私にはやや鼻につく意見のように思えました。むしろ、IT企業の社長が言っているからこそ余計に鼻につくのかもしれません。

そもそも会議にパソコンを持ち込んで議論に参加しない人は、パソコンがなければ積極的に発言していたのでしょうか。プレゼンテーション作成ツールなしで資料をつくると、果たして、考え抜いた資料ができあがるのでしょうか。

そんなことはないと思います。ITが悪いのではなく、ITによってその人がもともと持っていた性質があらわになっただけでしょう。

また、無駄なメールを送るのを禁止したら、どうやって「聞いていない」を防げるというのでしょうか。

ITを万能視することは間違いですが、人間の仕事の不出来をITのせいにするのは間違っています。

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Author:えいび
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