FC2ブログ

【朝日新聞】介護施設職員の方からの投書

11月30日の朝日新聞の投書欄に、2名の介護施設職員の投書がありました。

一人目は、浜松市の57歳の方のものです。

若者の介護従事 義務化しては

 介護保険料の値上げの報道がありましたが、無い袖は振れません。そこで、いっそのこと日本国民は、 例えば20歳になったら、1年間無償で介護現場に従事させることにしたら、どうでしょうか。
 そうすれば、第一に財源と労働力を確保できます。第二に、確実に誰もが人生において介護と向き合う長寿社会です。その時の必須の知識と経験になります。第三に世代間の交流ができます。第四に「老老」などと冠せられる介護地獄が減ります。
 また政治も変わるかもしれません。若者が福祉を通じて政治に関心を持ち、投票率が上がる。 うつ病や自殺者が減る。思いやりの心が育ち、学校や職場でのいじめが減る。そんな変化が期待できます。
介護の必要性は年齢や職業、生活状況に関係なく生じます。施設や病院だけでなく、家庭、企業、学校あるいは街角でも、あらゆる所で介護の必要な人はたくさんいます。
 義務教育の期間が9年あるなら、もう1年、介護に使っても人生の無駄ではないでしょう。裁判員制度も義務としてありますが、介護の義務化は検討の価値が十分あると考えます。


若者を一年間、介護の仕事につかせようという考えです。徴兵制度の介護版といったところです。徴兵制の場合は、体力的な面から「若者だけの徴兵するのは不公平」という意見が出るのは考えにくいです。しかし、介護「徴兵」の場合は、一定年齢以上は、労務を提供せずに介護をしてもらうことになりますので、不公平感があります。

また、投書子は「投票率が上がる」「うつ病な自殺者が減る」「いじめが減る」などと利点をあげています。これは、まったく根拠がありません。

裁判員制度をひきあいにしていますが、裁判員は抽選で選ばれ、日当が支給される制度です。投書子の提案する制度とはまるで違うものです。

介護の仕事をしているわりには粗雑な意見といわざるをえません。

もう一つは、千葉県の42歳の方からです。

不惑の転職 介護にやりがい

私は施設警備会社から介護の仕事に入り、ひと月が経過しました。厳しい警備会社にいましたので、事前準備期間が短く、ホームヘルパー2級などの資格はありましたが、素人同然で働き始めました。
警備の仕事の力量はある程度のレベルにあったと自負しています。しかし、介護の現場では並大抵の努力では先輩方に追いつけないことがわかりました。勤務時間の単純な比較なら、警備会社はたいてい24時間勤務で、確かに今の職場の方が短い。ところが命を預かる仕事でもありますから、精神的負担は私の職歴である公務員、警備員、介護職員の現場、と移るにつれ重くなりました。大変ですが、やりがいを感じます。
私は、適性のない仕事は一時しのぎに過ぎないことを、転職人生で学びました。誇りをもてれば厳しい生き方もできる、安定志向だけの職探しでは間違ってしまう。つたないかもしれませんが、それが私の教訓です。


介護の仕事は厳しくかつ責任が重いが、誇りを感じているならばやりがいがある、と述べています。経験に裏打ちされた、読むに値する意見です。

同じ日に、同じ介護職員から二件の投書がありましたが、その質は段違いだと思います。

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle