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【朝日新聞】社説:朝鮮学校―無償化の結論だすとき

3月3日の朝日新聞社説です。

卒業式の季節になった。だが文部科学省には、年度内に解決すべき課題が残っている。
高校無償化を朝鮮学校にあてはめる判断だ。「厳正に審査」がずっと続いている。生徒や親をどこまで待たせるのか。
他の外国人学校生や日本の公私立高生は、2年前から無償化の恩恵を受けている。普通の家庭で年12万円弱になる。
その財源にと、特定扶養控除の一部が減らされた。この負担は朝鮮学校生の家庭にも等しく課されている。
民主党が衆院選マニフェストに掲げた高校無償化について、民主、自民、公明の3党が効果を検証する協議を始めることになった。検証するのは制度全体である。朝鮮学校を外し続ける事情にはならない。
立法の目的として説明された「すべての意志ある若者が教育を受けられるよう」をあてはめれば、認めるのが自然だ。
無償化は日本人拉致問題で軟化したメッセージを送ることになる、と反対する声がある。
だが拉致行為や北朝鮮の体制に責任のない生徒たちに、責めを負わせてはなるまい。
民主党政権は「教育に外交上の問題をからめない」と確認している。そうであるならば、政治の思惑によって、少数派であり、多感な年代である生徒たちを疎外するべきではない。
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と結びついた学校のあり方にも疑念の声がある。文科省はそうした点にも踏み込み、調査を続けてきた。
その間の議論を通じ、学校側は開かれた教育への姿勢を示しつつある。教科書の記述も改める動きが出てきた。父母の間にも、祖国の「3代世襲」に違和感を持つ人はいる。教室に肖像画を掲げることも考え直す時期だろう。そして、自国の負の部分も教えるべきだ。
多様な学びの場の一つとして認めた上で、自主的改善を見守る。そんな関係を築けばよい。
歴史を思えば、私たちは在日の人たちとその社会をもっと知る努力をすべきだ。
韓流ドラマの翻訳を支えるのは民族の言葉を学んだ在日だ。年末の全国高校ラグビーには、大阪朝鮮高校がホームタウンの代表として3年連続で出た。彼らは北朝鮮だけを背負っているわけではない。生まれ育った国と祖国の間で悩み、揺れながら生きる若者がいる。
なぜ自分たちがハンディを負わされるのか――。政治の動きに巻き込まれ、生徒たちは苦しんできた。アウェーの寒風をいつまでも浴びせてはならない。


一読してあきれ返りました。

そもそも朝鮮学校に行く行かないは本人や親の自由意志です。したがって、それによって不利益をこうむっても、差別には当たりません。

また、学校が無償化されていないことと、「責めを負わせ」ることや、「疎外する」こととは結びつきません。私立学校の方が公立学校より金銭的な負担は重いですが、私立学校の生徒を疎外しているという論は成り立ちません。それと同じことです。

この社説でさえ朝鮮学校の実態が変化したとは言えないでいます。「教科書の記述も改める動きが出てきた」と書いていますが、実際にどのように記述が変わったのかを示していません。「父母の間にも、祖国の「3代世襲」に違和感を持つ人はいる」ことと朝鮮学校の教育方針とは関係ありません。「教室に肖像画を掲げることも考え直す時期だろう。そして、自国の負の部分も教えるべきだ」というのは朝日新聞がそういう意見を持っているということであって、朝鮮学校の実態とは何の関係もありません。つまり朝鮮総連と結びついているから無償化できない、という論を崩せていません。

韓流ドラマの翻訳を支えるのは民族の言葉を学んだ在日」なのだそうです。仮に、朝鮮学校で朝鮮語を学んだ在日朝鮮人が韓流ドラマを翻訳していたとしても、朝鮮学校を無償化する理由にはなりません。卒業生が翻訳業をしていることは、母校の授業料を無償化する理由にはなりません。

年末の全国高校ラグビーには、大阪朝鮮高校がホームタウンの代表として3年連続で出た」ことも朝鮮学校の無償化とは関係ありません。仮に、朝鮮学校のチームが全国大会に出ていなかったとしても、朝日新聞は無償化の論を取り下げないでしょう。

無理な理屈で主張されると、何か裏があるのではと疑いたくなります。

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