【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」
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リメイク作品です。7回に分けての上映の第一回目となります。第一章は二話分の上映。入場料は1000円に抑えられていました。良心的です。
前作は観ています。
さすがに映像は長足の進歩を感じます。TV版として作られたものらしいですが、スクリーンで見ても違和感がありません。迫力の映像です。劇場で鑑賞することをお勧めします。
声優は一新されていますが、まったく問題ありません。プロの声優を使ったのが大正解です。話題つくりのために畑違いの人間に声をあてさせる作品には脱力してしまいますが、実力のある声優でかためてくれたので安心できます。
ストーリーは大筋では前作と変わらないようですが、キャラクタの性格は微妙に変えてきています。前作では、古代進は沖田艦長に長いことわだかまりを感じていましたが、今作ではさらっと流してしまいました。もうこれ以上引きずることはないような感じです。
前作ではヤマトに乗り込む女性キャラクタは一人だけでしたが、今作では4~5人に増やしています。時代の流れということもありますが、この方が自然だと思います。前作ではヒロインの森雪は無性格なキャラクタでしたが、今作では性格付けがはっきりしそうです。今後を見守りたいと思います。
前作と大きく違うのは、イスカンダルと地球は物語が始まる一年前から接触があったという設定です。冒頭の冥王星会戦もイスカンダルからの物資受け渡しのための囮、ということだそうです。またイスカンダルからの別の使者が一年前に来ているということも明かされます。前作では、ヒロインの森雪がイスカンダルの女性にそっくりという設定がありながら、なにも生かされていませんでした。もしかしたら、今回はそこら辺の設定が伏線として機能するのかもしれません。
前作の最大の疑問は、イスカンダルから地球に波動エンジンの設計図を送りながら、放射能除去装置の設計図を送らなかったたことです。はじめから放射能除去装置の設計図を渡す方が簡単に済んだはずです。おそらく作劇上の都合なのでしょう。今作のように、それなりの交流があったということにしてしまうと、余計にこの疑問が膨らみます。うまい説明をしてくれるのでしょうか。
短期間の上映ですので、観たい方はお早めに。
次回の第二章は、6月30日からの公開です。
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第二章「太陽圏の死闘」
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第三章「果てしなき航海」
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第四章「銀河辺境の攻防」
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第五章「望郷の銀河間空間」
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン
【映画】宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く
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