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【朝日新聞】私の視点:孤立するドイツ「財政統合で欧州危機防げ」

6月16日 朝日新聞朝刊オピニオン欄の「私の視点」コーナーで、元ドイツ副首相兼外相のヨシュカ・フィッシャー氏の寄稿です。引用します。

(前略)
 フランスは政治統合、つまりユーロ圏共通の議会を持つ政府を認めなければならない。ユーロ圏の各国政府は危機に対処するため、事実上、すでに一つの政府として一致団結して行動している。
 一方、ドイツは財政統合を選択せねばならない。それはドイツの経済力と資産でユーロ圏の存続を保証することを意味する。危機に陥った国の国債を欧州中央銀行が無制限に買い入れ、ユーロ債によって国債をEU内で統合してユーロ圏の不況を回避し、回復を後押しするための成長プログラムを設けるのである。欧州は競争力の回復を目的とした構造改革を、緊急に必要としている。
 こうした計画にドイツで声高な抗議が起こるのは、容易に想像できる。「さらなる負債か」「われわれの資産が失われる」「うまくいくはずがない」と。
 だが、それがうまくいくのである。ドイツの輸出主導型の経済は、米国や中国などの新興国が、一部を国債で調達した資金を自国経済に投入したことに支えられてきた。ドイツ国民は今、自問しなければならない。欧州統合から最大の利益を得た自分たちが、そのために進んで犠牲を払うのか、あるいは欧州統合が失敗に終わるのを、ただ見ているのか、を
 欧州の中でドイツ人が今ほど孤立していることはない。まだ遅すぎはしないが、方向転換に数年かける猶予はない。数週間か数カ月しか残されていないのだ。(論説記事を配信するプロジェクト・シンジケート経由で寄稿、抄訳)


よく理解できませんでした。それは、ドイツが「財政統合」を進めなければならない理由が、「うまくいくのである」という損得勘定からの主張なのか、「欧州統合から最大の利益を得た自分たちが、そのために進んで犠牲を払うのか、あるいは欧州統合が失敗に終わるのを、ただ見ているのか、を」という倫理の面からの主張なのかが定かでないからです。

もう一つ欧州危機で釈然としないことがあります。サブプライムローンの問題の場合は、なぜ投資家がサブプライムローンに誘導されてしまったのかはニュースで幾度も解説されてきました。しかし欧州危機の場合は、なぜ財政の危険な国の国債を買いまくった金融機関がいたのかという説明がありません。借金を返せない人たちにも問題はありますが、投資家に最大の責任があるはずです。欧州の市民一般、あるいはドイツ国民一般に責任があるかのような論調はどうにも理解しかねるところです。

私が経済問題にうといせいなのかも知れませんが、今回の欧州の経済危機に関する一連の記事は説明不足との思いがあります。
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