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【SAPIO】ネトウヨ亡国論:ネット右翼をデータで読む

SAPIO 2012年8/22・29号より
「ネトウヨ亡国論」という特集の一記事です。

実体がよくわからない「ネット右翼」についての統計情報の分析です。何が「ネット右翼」なのかという定義なしの議論は無意味ですので、こうした記事は非常に重要です。なお、この特集のほかの記事には、自分勝手な「ネット右翼」像を決め付け悪口を書くという程度の低い文章がちらほら存在しています。

「ネット右翼」の定義は、大阪大学大学院の辻大介准教授らが08年に実施した調査によります。調査対象は大手ネットリサーチ会社マクロミルのモニター会員1000名です。下記の[A],[B],[C]のすべての条件を満たすもの人がネット右翼。[B]の条件に3項目以上に賛成とした人も含めたのが、「少し条件を緩和した」ネット右翼としています。


[A]
「韓国」「中国」いずれに対しても、「あまり」「まったく」親しみ感じないと回答

[B]
「首相や総理大臣の靖国神社への公式参拝」
「憲法9条1項の改正」
「憲法9条2項の改正」
「小中学校の式典での国旗掲揚・国歌斉唱」
「小中学校での愛国心教育」
という5項目すべてに、「賛成」「やや賛成」と回答

[C]
直近1年の間に、政治や社会の問題について
「自分のホームページに、意見や考えを書き込んだ」
「他人のブログに、自分の意見や考えをコメントした」
「電子掲示板やメーリングリスト等で議論に参加した」
という3項目いずれかに、したことが「ある」と回答


1.3%がネット右翼。3.1%が少し条件を緩和したネット右翼という結果でした。記事にも指摘してありますが、調査の母集団がネットのヘビーな利用者ですので、現実世界でのネット右翼の割合はこの調査より低くなるはずです。ただし、ネット利用者以外にもネット右翼と政治的思想を同じくする人はいる可能性もあります。つまり[A][B]を満たす人間がどれだけいるかはここではわかりません。

この調査で分かったのが、ネット右翼と呼ばれている層が決して低所得者だけに固まっているわけではなく、年齢層も広範囲にわたっていることです。彼らは、署名や会合への参加などリアルでの活動も積極的です。これらは一般的に考えられるネット右翼とはイメージが違うように思いました。

また、ネット右翼の2ちゃんねる利用率、日本のマスコミへの不信度が高いこともわかりますが、これはイメージ通りといっていいでしょう。

2008年の調査ですので、現時点がどうなのかは不明ですが、意義ある調査結果だと思います。

なお、私は韓国には親しみを感じていませんが、中国の文明には敬意を払っています。ブログの名前も中国由来の言葉を使っているくらいです。中国政府には警戒感を持っていますが、中国そのものにはある程度の親しみを感じています。よって、私はネット右翼ではありません。

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