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【朝日新聞】耕論:中韓ともつれる日本「経済力で押す時代ではない」

8月31日朝日新聞朝刊 オピニオン欄に、早稲田大大学院教授の李鍾元氏の「経済力で押す時代ではない」というインタビュー記事が載りました。

 欧州が域内の主権国家を水平的にとらえるのに対し、東アジアは序列でものを考えます。大国ナショナリズムを巡る応酬に陥りやすい土壌があるのです。
 東アジアでは今、中国の急速な台頭で、大きなパワートランジション(勢力図の移行)が起きています。こういう時に一番、紛争が起きやすい。中国の国内総生産(GDP)が世界1位の米国を抜くのは、かつて2030年と言われていました。しかし欧米経済の低迷で20年代と予測が早まっています。今の東アジアの状況は、ドイツが台頭し世界大戦に向かっていった19世紀末の欧州と似ていると言う学者もいます。もちろん、域内の社会や経済の融合が深まっているので、単純な昔の繰り返しにはなりませんが。
(中略)
  竹島は韓国にとっては日本による侵略の始まり、歴史問題として受け止められています。私はそうした韓国国民の心情は理解しますが、李明博大統領が島を訪れたやり方やタイミングは外交的には賢明ではなかったと思います。問題が思わぬ方向に拡散しているからです。
 しかし日本は、経済など他の争点と結びつけるのは賢明ではないでしょう。韓国では、1965年に歴史問題で妥協して日本からの経済協力を優先させたので、歴史と経済を結びつけると、反発がより広がりやすい。
 戦後、日本は経済力や技術力を土台に外交を進めてきました。が、もう経済で何とかなる時代ではありません。今こそ多様な外交力を鍛え発揮すべき時です。(聞き手・久田貴志子)


経済など他の争点と結びつける、と言っているのは、韓国国債の購入問題や、スワップの延長問題のことだと思われます。

なぜ、経済などと結び付けていけないかというと、これがはっきりしません。前段を読むと、中国の台頭で相対的に日本の経済力が落ちたから経済問題とからめても効果が薄くなった、と言いたいようです。しかし、後段では、韓国で反発が広がるから、とも言っています。

どちらにせよ、抗議のために行うのですから、反発が広がるのは結構なことだと思います。実際に効果がなくても、意思を示すことは意味があります。李氏の発言を読む限り、日本にとっては結構なことのように思います。

そもそも、「もはや~~する時代ではない」というフレーズを並べるのは、論理が定かでない証拠のように思えます。
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