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【朝日新聞】第三の開国-野球も?

2月1日 朝日新聞朝刊 オピニオン欄より

プロ野球の改革について、スポーツマーケティング会社「トラストインサイト」代表の鈴木友也氏と、野球解説者の張本勲氏が意見を述べています。テーマは「第三の開国」とのことで、米国やアジアの野球とのつき合いについてです。

鈴木氏は、米国の野球の連携強化を主張しています。外人もオーナーになれるようにしたり、米国野球との交流戦を行ったり、という提案です。

私は、鈴木氏の意見は空論だと思います。米国人が日本のプロ野球の実力を認めたとしても、日本の野球中継が売り込めるとか、グッズが売れるとかは、考えにくいです。外人のオーナーができるとプロ野球がよくなるという意見には、なんの説得力もありません。

もう一人の、張本氏の意見を一部引用します。

日本のスター選手が大リーグへ次々と移籍することに、強い疑問を感じています。(中略)このままでは、日本球界を背負う人材がいなくなってしまう。プロ野球を見たいと思う人もいなくなってしまうかもしれません。


むしろ米国野球との交流を閉ざす方向で提案しています。日本の選手が米国に行きにくくし、球団数(=1軍の選手数)も絞り込むことで質の高いプレーを観客に提供すれば、ファンは戻ってくるとの主張です。また、アジアとの連携を強化して、試合の開催をアジアに売り込め、とも言っています。

張本氏の主張は、賛否はともかく、理屈はついています。いまさら日本選手が大リーグに挑戦するのを阻害すると、かえってファンは離れていくような気もしますが、理屈に合わないことを言っているわけではありません。

ちょっと気になったのは次の部分です。

外国人枠もアジア出身の選手についてはなくせばいい。日本は1球団で1軍に出場できる外国人の数に制限がありますが、アジアの出身者は無制限にするのはどうでしょう。


アジアから日本に一流選手が流入しやすくすれば、アジアと日本の関係は、現在の日本と米国の関係と相似になります。つまりアジアのプロ野球は経営が苦しくなり、日本でのみ栄えることになります。日本選手が米国に流出して「日本球界を背負う人材がいなくなってしまう」のが本当なら、アジアから日本に選手が流出すればそれぞれの国の球界を背負う人材がいなくなるのは必然です。張本氏がアジアの野球が地盤沈下することをもくろんでいるとは思えません。ただ、自身の主張するメカニズムに無自覚なのだと思います。ちょっと面白く思いました。

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