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【朝日新聞】経済気象台:アベノミクスと消費増税

7月20日朝日新聞朝刊、金融情報面の「経済気象台」のコーナーの「アベノミクスと消費増税」について

安倍首相の身近なグループから、来年4月の消費増税の先延ばしを主張する動きが出てきた。これまで株高や円高の是正など比較的順調に推移しているアベノミクスに水を差したくない、あるいは、企業業績が上向きつつある面を捉えて「金の卵」を潰したくないと考えているようだ。
しかしながらこれまでの一連の経緯を考えるとこれはあり得ない選択だと思う。
第一に、消費増税への取り組みは国際公約ではないか。すでに消費増税は国際的には折り込み済みであり、「先延ばし」は「廃止」を意味するだろう。この結果、財政再建を投げ出したと捉えられ、日本国際格付けの更なる引き下げや、長期金利の上昇は免れない。
第二に、目下の景気予測ではマクロ的に見て十分に増税は可能な状況だと判断される。安倍首相や日銀の黒田総裁も、景気回復に自信を示しているではないか。イギリスやドイツが付加価値税率を引き上げたときでも、それほど国内経済が強い状況にあったわけではない。ある程度のリスクは当然、覚悟すべきものだ。
第三に、民主党に解党的ダメージを与え、消費増税を決定した関係者の血と汗を流した努力を無にすべきではあるまい。これだけ犠牲を払った政策決定をそう簡単に破っては、政治不信が増幅するのみである。政治家のモラルが疑われる。
アベノミクスの最大のアキレス腱は、衆目の見るところ、財政健全化の具体策がないことである。来年4月の消費増税こそ、最もシンプルなメッセージであることを忘れるべきではない。アベノミクスを成功・促進させるためにも、消費増税を予定通り実行せねばならない。
(安曇野)


経済には疎いので、消費増税をしないと長期金利が上昇するという説の妥当性は述べません。しかし、『消費増税は国際的には折り込み済み』だから『「先延ばし」は「廃止」を意味する』という主張には疑問があります。「先延ばし」は「先延ばし」でしかありません。未来永劫日本で消費増税がない、と国際的にみなされるというのは信じられません。

二番目に挙げた理由は理解できません。消費増税を見送ろうという理由は、現在の景気回復に悪影響を心配してのことです。『ある程度のリスクは当然、覚悟すべきものだ』という一言では、消費増税をすべきという理由にはなりません。もちろん政策にはリスクがつきものです。問題なのはそのリスクの程度で判断すべきです。「覚悟」がどうのこうのという精神論はおよびではありません。

三番目に挙げた理由はまったく理解できません。民主党が解党的ダメージを負ったからといって、消費増税を国民が甘受する理由にはなりません。

私は、消費増税が必要という説得力のある意見であるなら聞く耳は持っているつもりです。しかし、安曇野氏の文章からはまるで説得力を感じませんでした。

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