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【朝日新聞】生物界なら1強ありえぬ 

朝日新聞朝刊オピニオン欄。参院選での自民圧勝をうけてエッセイストで動物行動学研究家の竹内久美子氏の「生物界なら1強ありえぬ」より

 参院選で圧勝した自民党に対し、メディアが「大きすぎる与党」への懸念を表明しているのを読んで、自然界のこんなエピソードを思い出しました。
 アメリカとカナダ国境、五大湖の一つ、スペリオル湖にロイヤル島という長径70キロほどの島が浮かんでいます。冬になると、湖面が凍り、湖岸と地続きになることがあります。20世紀の初め、20頭ほどのヘラジカが、凍った湖面を島へと渡っていきました。
 島にはヘラジカにとっての天敵も、エサを巡るライバルとなる大型の草食獣もいない。ヘラジカは、あっという間に増え、20頭が12年間に3千頭にまで増えたといわれます。
 ところが、今度は増えすぎた弊害が表れました。エサが不足し、その後の10年で800頭にまで減ってしまった。20世紀の半ばごろには、凍った湖面を渡って、今度はオオカミがやってきたのです。肉食のオオカミはヘラジカを襲います。島のヘラジカは絶滅、オオカミの天下に――。
 いいえ。そうはなりませんでした。ヘラジカはオオカミによって個体数が減り、エサ不足が解消して逆に増えたのです。その後はヘラジカ千頭、オオカミ30頭程度で安定しているそうです。
 自然界では、1強はあり得ません。対抗勢力となる様々な種が相互に関わり合いながら生きること、つまり生物の多様性が、結果としてすべての種にとって好ましい環境を作り、生態系を安定させるのです。
 もう一つ、多様性を巡る逸話を紹介しましょう。ダーウィンが「種の起源」で書いているのですが「野良ネコが多い村では、クローバーがよく茂る」というものです。風が吹けばおけ屋がもうかる式の話ですが、つまりこういうことです。野良ネコはネズミを襲います。するとネズミに巣を壊されていたマルハナバチが勢いを盛り返し、もっぱらマルハナバチに受粉してもらっているクローバーが栄える、というわけなんですね。
 二つのエピソードを政治の世界になぞらえれば、大きな与党に対し政権交代の機会をうかがう野党がオオカミ。ネコとクローバーは、強い与党に対し、思いもよらない野党の躍進、といったイメージでしょうか。
 でも私は、このところの政治の混乱を見ていて、やっぱり大きな与党が、政治を安定させるべきだと考えています。1党が独裁的に行うのは論外ですが、多数派が安定的に動かす政治が望ましいのではないか、と。だから多様性が環境の安定を担保する自然界を、政治に当てはめるつもりはありませんし、単純には当てはまらないと思います。読者のみなさんは、私が紹介したエピソードを読んで、どう感じたでしょうか。(聞き手・秋山惣一郎)


ヘラジカの話とかクローバーの話とかは、切り離して聞けば面白いのかもしれませんが、政治にからめるとアラが見えます。しかも自分で、「多様性が環境の安定を担保する自然界を、政治に当てはめるつもりはありませんし、単純には当てはまらないと思います」と言ってしまっています。参院選の結果について考察なり視点を示せないなら取材は断るべきです。

>読者のみなさんは、私が紹介したエピソードを読んで、どう感じたでしょうか。

読んだ時間が無駄だったと感じました。

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