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【朝日新聞】記者有論:松代大本営 「加害の跡」、国が保存を

10月26日朝日新聞朝刊のオピニオン欄、「記者有論」のコーナー。オピニオン編集部の駒野剛氏の「松代大本営 「加害の跡」、国が保存を」より

(略)
 第2次大戦末期、旧軍部は米軍との本土決戦に備え、司令部である大本営を東京から移し、松代の山塊を掘り進めた地下に築こうとした。移動対象は政府機関や日本放送協会だけでなく、皇居も含まれていた。舞鶴山に掘られた地下施設の一部は気象庁の精密地震観測室として使われているが、そこは皇后の関連施設に予定されていたところだ。
 工事は44年11月に始まった。当時、働き盛りの男性は戦地に送られ、アッツ島やサイパンなど激戦地では「玉砕」という名の全滅が続いていた。国内に突貫工事をやり遂げる満足な労働力はなく、このために動員されたのが、植民地だった朝鮮半島から連れてこられた労働者だった。
 現代のシールド工法のような技術はない。削岩機とダイナマイト頼りに硬い岩を掘る。6千人とも7千人とも言われる労働者は過酷な作業と生活を強いられた。死傷者も出たが、実数は分かっていない。現在も壁には望郷の思いか、「大邱」の漢字やハングルで記された落書きも残る。
 相次ぐ敗北と撤退。資源は枯渇。食料も事欠く中、なお本土決戦を夢想する当時の軍人たちの狂気が「無駄な穴」の原動力だった。
 現在の姿は、そうした愚かさとともに、戦争の加害責任を突きつける。日本の戦争のため、朝鮮人労働者を酷使した過去を直視させるからだ。
 ユダヤ人虐殺というナチス・ドイツの加害の現場であるアウシュビッツは、広島の原爆ドームなどとともにユネスコの世界遺産に登録されている。一方、日本の国内には加害の歴史を示す「史跡」が少ない。あしき記録も直視し、きちんと記憶に刻むことが、アジアとつきあう基礎ではないだろうか。
 松代大本営で最大の象山地下壕跡は現在、長野市が管理しているが、国が責任を持って保存し、国民に周知して子々孫々に継承すべきだろう。過去から逃げないために。


駒野氏も書いているように当時内地の男の多くは戦地に送られ、「玉砕」した人も少なからずいました。それに比べて松代大本営の仕事が過酷とは言えません。また、当時の朝鮮半島は日本領土でした。取り扱いに差別的なところがあったにせよ彼らは日本人でした。「加害」というのは後から振り返って言っているに過ぎません。

どんなところからでも日本の「加害」を見つけてくる精神には辟易とします。こうした「加害」を発見をして言い立てることで、自分が良心的思想の持ち主だと言いたいだけに見えます。

念の為に付け加えますが、当時松本大本営で苦労された朝鮮半島の労働者の方々に含むところはありません。落命された人の冥福を祈るのは当然だと思います。なんでもかんでも「加害」だと言い立てる駒野氏への疑問を表明しただけです。

駒野剛氏の文章を取り上げた記事は下記にも書きました。ご参考までに。
【朝日新聞】社会余滴:財界総理、かくも長き不在 

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