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【朝日新聞】社説:冬ソナ10年―ずっと韓流頼みでは

10月28日の朝日新聞の社説です。

(略)
 主演の韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で放映されたのは03年。「冬ソナ」ブームは、韓国ドラマや音楽の「韓流」人気が巻き起こる起爆剤となった。
 今年が日本の韓流10年といわれるのはそのためだ。
 冬ソナに続く別のドラマに加え、近年は「KARA」「少女時代」などのKポップが台頭。もはや一過性のブームではなく、日本社会に定着した娯楽文化の一つと言えるだろう。
 一方、ソウル近郊の金浦空港でも、日本のアイドルの到着を多くの韓国のファンが待ち受ける。あちらでも「日流」が根付いてきているのだ。
 国民同士が互いに関心を持つにつれ、交流のパイプは広がった。日韓の間には今、週に600便以上の飛行機が飛び交う。昨年往来したのは約550万人で「冬ソナ元年」の10年前と比べると倍増の勢いである。
 だが一方で、韓流関係者は、日本の一部に広がる「嫌韓」感情に危機感を強めている。これまでも政治に起因する関係悪化に振り回され、時に厳しい逆風にもさらされてきたためだ。
 国益を守るはずの政治が、素朴な文化交流や関連業界の人々を苦しめる。何とも愚かしい構図というほかない。
 だが、そもそも韓流や日流が生まれる下地をつくったのは政治だった。ちょうど15年前、当時の小渕首相と金大中大統領が打ち出した「日韓パートナーシップ宣言」である。
 宣言で小渕氏は、過去に対して「痛切な反省と心からのおわび」を述べ、金氏は「和解と善隣友好協力に基づいた未来志向的な関係発展」に踏み出すことを表明。首脳同士の相互訪問などとともに、文化や人的交流の拡大をうたい上げた。
 あれから市民の交流は発展したのに、政治のつながりはむしろ後退しているではないか。
 5年前、ヨンジュンさんの俳優活動が韓国で文化勲章を受けた際、こんな功績が語られた。「日韓の政治家や外交官100人分以上の役割を果たした」。的を射た指摘だ。
 国家外交のつたなさを、市民の文化交流が補うという政治の甘えの構造をいつまで続けるつもりなのか。15年前の宣言の精神に立ち返り、真剣に関係改善を進めるべきだ。


この社説は、日韓の国民の間では友好関係の基礎はできているのに政治家がそれを疎外している、という前提です。しかし、日韓ともに民主主義体制をとっていて政治家は世論と独立して存在しているわけではありません。韓国の前大統領による天皇への謝罪要求なども、彼個人の意見というよりは国内世論に押された結果だと見るのが妥当です。

思い起こせば「冬のソナタ」以来の“韓流”ブームはかなり不自然でした。マスコミを含め関係者が煽り立てたことが人気爆発の理由の一つで、純粋なファンは一部だったと思います。こうした人工的な人気が終息に向かうのは必然であり、政治の責任にするのは無理があります。

そもそもその国の芸能が好きだからといってその国との友好関係が樹立できるとは限りません。それはそれ、これはこれ、だと思います。むしろ芸能の交流にしか頼れない日韓友好のひ弱さを印象づけられました。

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