FC2ブログ

【朝日新聞】学びを語る:奨学金と財源 格差を再生産する社会でいいのか

11月13日朝日新聞朝刊教育欄。東京大教授、教育社会学の小林雅之氏の奨学金に関する提言です。

 大学生の2人に1人が奨学金を頼る時代になった。日本では貸与型が主流のため卒業後の返済に苦しむ人も多い。給付型を増やす必要性が叫ばれるが、財源が乏しい。
 ■■■
 これまで日本の公的な奨学金が貸与型だったのは、終身雇用が前提で、学生には借りたお金を将来収入で返すあてがあったからです。しかし、終身雇用が崩れて非正規雇用が増え、賃金が下がり、収入も不安定になった。さらに、政府財政が苦しくなって大学への支出が減り、授業料は上がりました。
 この結果、最も奨学金が必要な低所得層が、将来の返済負担が重くなると考えて、借り入れを回避するようになった。経済的な理由で進学を断念しないようにするのが奨学金の役割なのに本末転倒です。日本学生支援機構が貸出金回収を強化したことも、こうした回避傾向に拍車をかけかねない。授業料の安い国公立に進学する高所得層が増えて、低所得層で学力が高い人が進学しにくくなっているとみられます。
 このままだと、低所得の家庭の子どもが高等教育を受けられずに低所得の職に就く格差の再生産が起きかねない。それを避けるために、返済しなくてよい給付型奨学金を公的に作る必要がある。低所得者の返済額が減る「所得連動型」奨学金も増やすべきです。
(略)
 (聞き手・千葉卓朗)


「低所得層が、将来の返済負担が重くなると考えて、借り入れを回避するようになった」と言っていますが、記事の冒頭には「大学生の2人に1人が奨学金を頼る時代になった」とあります。高中所得者層が奨学金を得ているということでしょうか。なんだか変です。

それに、現在職に就いてもいない学生が“将来自分は非正規にしかなれなくて奨学金を返せそうもないから、借りるのをやめよう”などと考えるでしょうか。

低所得層が、将来の返済負担が重くなると考えて、借り入れを回避するようになった」ことや「低所得層で学力が高い人が進学しにくくなっている」ことをデータで示さない限り、空想に基づいた提言でしかありません。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle