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【本】アメリカはどれほどひどい国か

アメリカはどれほどひどい国か (Voice select)アメリカはどれほどひどい国か (Voice select)
(2009/05/01)
日下 公人 高山 正之

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アメリカの悪口だけでなく、中国への批判も含んでいます。対極に位置する日本を褒め称える、という内容です。たしかに、アメリカが善なる国だと考えるのは危険だ、というのは共感できます。しかし主張にやや極端なところがあり、全面的には賛成できません。

アメリカも中国も歴史的に奴隷経済の国家で、現在の米中蜜月は奴隷経済国家同士の利害の一致である。一方、日本は歴史的に奴隷を持つことを否定し続けていた国、との主張があります。しかし、いかに低賃金であろうと労働者は、奴隷とは違います。また、中国の低賃金労働力をあてにする米国が奴隷経済なら、日本の企業だって中国に進出しているわけですから、奴隷経済ということになってしまいます。

このように、論理展開はやや強引ですが、散りばめられた雑学的知識は、面白かったです。第二次大戦後に、イタリアは日本に賠償を求めたのは知っていましたが、ドイツには求めなかったというのはこの本で知りました。ちょっと驚きました。

興味深いのは、両氏が日本の孤立化を志向しているところです。米国や中国のような大国と深くつき合うのは危険、という考えならば、他の中規模国家との連携を考えるのが自然だと思います。しかし、特定の国と仲良くしようという考えは出てきません。両氏のような思想は一般的には右翼思想と捉えられるでしょうが、大亜細亜主義を唱えた戦前の右翼思想とは別物です。この点には注意が必要です。

文字が大きいこともあります、スイスイ読めました。

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