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【本】新世界より


新世界より(上) (講談社文庫)新世界より(上) (講談社文庫)
(2011/01/14)
貴志 祐介

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(2011/01/14)
貴志 祐介

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著:貴志祐介

アニメ版を先に観ました。感想はここです。感銘を受けた作品なので原作も読んでみました。かなりのページ数ですが、いっきに読めました。読了後の感想は、アニメ版の感想と同じく、すごいものを読んだ、ということにつきます。

ストーリーはアニメ版と大きな違いはありません。明白な違いは、主人公の早季が物語の途中で異性と性的関係を持つことです。アニメでは省いていました。省いても、物語に支障ありませんし、破綻もしません。通常の物語で、主人公の性体験が重要視されないというのはあまり考えられません。これが「新世界より」の特色だと思います。

どういうことかと言えば、普通の物語では、設定の上にキャラクタが動くドラマが存在します。ところが「新世界より」は設定の説明に終始します。少女だった早季がさまざまな体験を経ながら世界の秘密を解いていく(要するに、設定を説明する)というのがすべてです。

クライマックスであるはずの東京での冒険も、東京で回収した最終兵器は有効活用されないわけですので、行かなかったとしてもストーリーは成り立ちます。物語の展開で東京に行かせたのではなく、東京の状況を説明するために行かせたというのが実態です。

似たような構造の物語のジャンルに本格推理小説があります。つまり秘密を解くことが目的のすべてというものです。

類似点はそれだけではありません。「新世界より」でも、本格推理小説のように、注意して読めば謎を解く鍵は随所に示されています。作者は推理小説界の人なのでこういう構造にするのに躊躇なかったのかもしれません。

アニメ版を先に見るより原作を読むこととをお勧めします。アニメ版では複雑な設定を理解するのが骨がおれますので。

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