【時事問題】野党質問時間削減の件

国会の質問時間の野党の持ち分を与党が減らすことを求めています。現在は与党2に対して野党8です。これだと、与党の若手議員が質問をできず、地元で仕事をしていないと突き上げをくらった、というのが理由です。

11月11日の朝日新聞の4面「質問時間与野党譲らず」を引用します。

「質問時間は3時間。比率は5対5でどうか。」10日午後、国会内で行われた衆院文部科学委員会の与野党筆頭理事による協議。与党側の自民党・鈴木淳司氏はこう提案した。野党側の立憲民主党・川内博史氏は「質疑時間は7時間。野党8対与党2でお願いしたい」と答え、「これは譲れません」と付け加えた。
(略)


与党提案の3時間で5:5なら与党の持ち時間は90分です。野党提案の7時間で2:8なら与党の持ち時間は84分です。つまり与党は6分しか多くなりません。これでは若手議員に活躍させることはできません。

普通に考えて若手議員に活躍の場を与えたいというのは嘘だったということです。とにかく野党の質問時間を削減したいのが目的だったのがバレバレです。

【朝日新聞】悪夢のような「東アジア共同体」

11月11日朝日新聞朝刊。『シンポジウム「日中韓国民相互理解の促進」東アジア共同体への道は』より
日中韓の関係者があつまって「国民相互理解の促進」をテーマにしたシンポジウムがありました。朝日新聞が共催しています。このシンポジウムは15回目だそうです。

 日本、中国、韓国。3カ国の間でたびたび生じる国民感情の摩擦について、中国側と韓国側の研究者は「歴史認識の違い」を大きな要因としてあげた。
 中国の金景一氏は、近代以降における、日本の中国や朝鮮半島への侵略や植民地支配を挙げ「3カ国で歴史の記憶は異なる。こうした歴史問題は相互理解の最も大きな障害になっている」と現状を分析。韓国の尹徳敏氏も「戦後70年以上たつが、歴史的な和解がまだなされておらず、3カ国の国民の相互理解は後退している」と危機感を示した。
(略)


あいもかわらず”歴史認識”です。

こんなものが国家間の軋轢の原因であるはずがありません。例えば中国とアセアン諸国がもめているのは中国の拡張主義が原因であって、別に歴史解釈の違いが原因ではありません。中韓がTHAAD配備でもめているのも利害の不一致が原因です。歴史観なんて関係ありません。

そもそも歴史観というひとりひとり異なって当然のものを、自国どころか他所の国とまで一緒になりたいという情念が不気味です。

だいたい日中韓がことさら仲良くしなければならない理由を思いつきません。近くの国だからいがみ合うより仲良くするに越したことはありませんが、それ以上に接近しなければならない理由はありません。人間関係でいえば顔見知りになったからといって結婚を迫られたみたいです。国家レベルのストーカーです。

 尹氏は、東アジア地域が直面する共通の「危機」として、北朝鮮の脅威▽高齢化と人口減少社会▽経済成長の停滞――を挙げた。「自国利益だけに執着していては東アジアの発展はない。日中韓は運命共同体。東アジア共同体の構築が必要だ」と呼びかけ、例としてEUを挙げた。
 金氏は「3カ国の相互理解は、東アジアで冷戦体制を維持したい米国によって阻害されている」と持論を展開し「運命共同体にするためには、米国の影響力を最小限にする必要がある」とした。
(略)


韓国の尹氏のあげた共通の「危機」のうち北朝鮮の脅威だけは日韓で共有する問題です。中国にも影響はありますが、日韓と共有はしていません。高齢化と人口減少は共通する課題ですが、それぞれの国で解決する問題であって三国が一致協力したって意味はありません。経済成長もそれぞれの国の問題です。他国の成長まで責任は持てません。
中国の金氏の言っているのは陰謀史観です。米国の影響力は排除して自国が優位に立とうという底意が丸見えです。
 

小針進氏は「日本人が中韓に親しみを感じないのは、外交摩擦と否定的な報道の影響が大きい」とし、「『糾弾ありき』で近隣国への批判に前のめりになる姿勢が新聞、テレビ、ネットを問わず3カ国のジャーナリズムに見られる」と語った。
 また、慰安婦問題などで関係改善に向けた日本の政策を韓国メディアが「生ぬるい」として評価せず、それが日本で「嫌韓感情」の拡散につながるなど「負のスパイラル(連鎖的悪循環)に陥った」とも。さらに、例えば韓国メディアは日本語訳版をネット配信しているが「その文言がかえって反感の材料になっている」と語り、「読者は自国民だけではない」という地域的な広がりを日中韓のメディアは自覚すべきだと述べた。


報道によって連鎖的悪循環に陥ることがあったかもしれませんが、マスコミの使命は事実を伝えることです。日中韓有効のために事実を伏せようとか、表現を弱めようとかするのは本末転倒です。
日中韓友好は結構ですが、それを目的として報道の目的を見失っては困ります。

次の囲み記事が面白かったです。

 米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)の韓国配備を巡り、冷え込んでいた中韓だが、10月31日、関係改善の共同文書を発表した。シンポジウムでは両国の参加者による議論が白熱する場面もあった。
 「共同文書の発表は歓迎するべきことだが、中国は今もTHAAD配備に反対している」。自由討論で、韓国の金漢権氏はこう述べ、韓国の立場を中国は理解すべきだと訴えた。
 申錫昊氏も「中国はTHAAD配備が北東アジアの(安全保障上の力の)均衡を崩すと言うが、北朝鮮と米国の対立の根源は朝鮮戦争にあり、中国の毛沢東主席も戦争に同意した。中国に責任はないのか?」と、中国側に問いかけた。
 中国の趙強氏は「朝鮮戦争を中国が推し進めたとは私は思わない」。さらに「THAAD問題には様々な見方がある。中国は地域平和のために最大限の努力をし、対価も多く払っている。より広い視点で中国の動きを見てほしい」と切り返した。


韓国が中国に歴史認識を迫ったら一蹴された形です。韓国の事大主義っぷりのあらわれともとれますが、もしかしたら対日本戦略として中国が焚きつけた”歴史カード”が中国に撥ね返る予兆かもしれません。

【朝日新聞】「横断歩道のルール 止まらぬ車、戸惑う外国人」

11月9日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「私の視点」のコーナー。名城大学准教授のマーク・リバック氏の「横断歩道のルール 止まらぬ車、戸惑う外国人」より 

 私が日本に来て、とまどったことのひとつは、日本は「信号機のない横断歩道は車優先」ということだ。
(略)
 このままの状態だと、海外から多くの人が訪れる東京オリンピックの際、「横断歩道では車は止まってくれる」のを当たり前だと思っている外国人は、すぐに交通事故にあってしまうだろう。実際にわたしの母が初めて来日したとき、横断歩道であやうく命を落としそうになった。
 日本の横断歩道で車と歩行者の行動を観察していると、車優先で、歩行者は車の途切れ目をみはからって横断しているようだ。わたしの日本人の妻も運転中に横断歩道で停車しないひとり。その理由を尋ねると、「日本人は人を待たせることを心苦しく感じる。停車してあげると慌てて渡ろうとして、反対車線の車にひかれてしまうリスクが高まるから、下手に止まらないほうがいい」と話す。車も歩行者もお互いに迷惑のかからないあうんの呼吸をもって横断歩道と付き合っているのだろう。
 しかし、これは外国人には通じない。外国人は「日本人は親切で礼儀正しい」と信じているので、きっと横断歩道でも「必ず停車して、私たちが渡り終わるまで笑顔で見守ってくれるだろう」くらいの期待をもっている。そのため、オリンピックイヤーの2020年だけでも歩行者優先のルールを徹底するか、「日本では横断歩道で車はとまりません」と空港に降り立った外国人全員によく周知するか、どちらかにしないと、「日本人は思っていたほど親切じゃない」とがっかりさせるだけでなく、実際に事故にあう外国人も出てしまうだろう。オリンピック成功のためにも、ぜひこの問題に真剣に取り組んでほしい。



この状況はよくわかります。地域差はありそうですが、私の暮らす街では車はほぼ止まってくれません。ただし例外があります。それは車椅子を押している場合です。ドライバーは車椅子利用者にはなぜか優しいです。しかし、リバック氏の奥さんが言うように、これも有難迷惑になっていることはままあります。車椅子を押して急いで渡るのは大変なんですよね。親切で止まってくれたのはわかるのでお辞儀して渡るんですが、内心後でのんびり渡りたいな、と思っていることもあります。(もちろん止まってもらって助かることも少なからずあります)


面白いのは、リバック氏や彼の頭にある外国人は、日本人は親切で礼儀正しいのに横断報道で車は止まらない、とショックを受けていますが、リバック氏の奥さんの言によれば、日本人ドライバーは暴走しているわけではないそうです。
リバック氏の奥さんの言うのもちょっと誇張があると思いますが、日本人は外国人より複雑な気の使い方をしているみたいです。


オリンピックだからといって外人に見場をよくするために生活習慣を変えるというのは好きになれませんし、ドライバーには言い分もありましょうが、法律が車は止まれと言っている以上、止まってもらうしかないでしょう。日本人だけならなんとかなったところろでも、外人相手には通じません。
本当に事故が起きたら、轢かれた方だけでなく轢いた方も辛いですし。

【朝日新聞】他人の会話を聞いて怒るとは

11月8日朝日新聞の投書欄。東京都の団体職員の男性(66)の投稿です。

「人身事故」で少女の発言に凍る
先月末の月曜日の夕方、私鉄電車に乗った。途中、「人身事故が発生したので停止します」というアナウンスがあり、込み合う車内で缶詰め状態となった。
突然、私の近くに立ってスマホを使っていた2人組の少女の一人が言った。
「死ぬ時間考えてほしいよ。この時間は死ぬ時間じゃねえだろ。2時くらいに死ねよ」。もう一人も「そうだよね~」と画面から目を離さずに答えた。
ハロウィーンの仮装用と思われる衣類を入れた大きな透明の手提げを持つ普通の女の子たちだった。
確かに、疲れて家路を急ぐ、あるいは大事な用事へと向かう人たちで満員の電車が、見知らぬ誰かのために長く止まることになれば、身体にも気持ちにも負担がかかり、迷惑だと感じるのは分かる。それでも、人の生き死にに関わることだから、それは口にしないものだ。
この少女たちはなぜあえて「2時に死ねよ」と言ったのか。少なくとも、亡くなった人の人生に思いを致すことはないのだろう。珍しくなくなった「人身事故による停車」をどうとらえるのか、考えさせられた。


前提としてこの「人身事故」は飛込自殺です。投書子もそのつもりですし、登場する少女たちもそのつもりです。不可抗力の事故だったら違ってくるかもしれませんが、それは考慮しないことにします。自殺を前提として考えます。

人の生き死にですから「2時に死ねよ」という発言は、そもそも2時に電車は走ってないから死ねないじゃないかという点をおいても、美しいものではありません。

しかし、人間の本音なんて案外こんなものだというのも事実です。見も知らぬ人の人生に思いを致すことなどあるはずありません。社会生活を営む知恵として本音を隠して生きているのです。心を許した友人への会話だったらそんなものかもしれません。たまたま漏れ聞いたから「凍」ったのであって、本来この団体職員向けに言った言葉ではありません。

電車内の会話だけでなくネットの発言にも、こうした不謹慎狩りが横行していますが、自分に向けて言われたわけでもない発言に怒って新聞にまで投稿するというエネルギーがどこから沸くのか不思議でなりません。

【時事問題】天皇陛下の訪韓問題

駐日韓国大使がさかんに天皇の訪韓を求めていますが、現在の北朝鮮と戦争になりかねない状況では現実味はまるでありません。北朝鮮問題が解決したらどうかというと、それも難しいのではないかと思います。それというのも、米トランプ大統領の訪韓での韓国側の対応です。朝日新聞の記事より引用します。

韓国の文在寅大統領が7日夜、トランプ米大統領らを歓迎するために青瓦台(大統領府)で催した夕食会に日韓が領有権を主張する島根県の竹島の韓国名を冠した「独島(トクト)エビ」を使ったメニューが出された。夕食会には元慰安婦の女性も招待された。
 大統領府の報道資料によると、「独島エビ」は春雨の炒め物の材料ログイン前の続きに使われた。竹島がある日本海で捕れたとされる。招かれた元慰安婦は、慰安婦問題をめぐる日韓合意の破棄を主張している李容洙(イヨンス)さん(88)。米国でも証言活動を行っている。夕食会でトランプ氏は李さんとあいさつを交わし、抱擁した。
(略)


慰安婦やら竹島は、米国には無関係です。米国大統領を迎える晩餐会にはふさわしくありません。それに今回のトランプ大統領のアジア歴訪の目的の一つは、対北朝鮮に対して日米韓の結束固めという側面があったはずです。場にふさわしくないことをしたのは、こういうことをして留飲を下がったと喜びたがったのでしょう。

こういう国に天皇陛下が訪れるたら、どうなるのでしょう。まったく関係ない米国にやったぐらいですから、関係ある(=標的である)日本の天皇にはもっとすごいことをやりかねません。

話はまったく変わりますが、この記事を書いていて気が付きました。「トランプ」と「いあんふ(慰安婦)」って韻を踏んでますよね。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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